サンキュー・スモーキング
2015年 11月 27日
2005年アメリカ映画
<あらすじ>
ニックは、タバコ業界によって設立されたタバコ研究所の広報部長を務めており、喫煙者たちの権利を守るために、またタバコと健康悪化とに因果関係がないことを世間に信じさせるために、日々奮闘していた。彼は、巧みな話術で人々を丸め込むことから、「情報操作の王」とさえ呼ばれていた。そのため、業界の大物キャプテンは、自家用機を使用させるほど、彼を目にかけている。彼は、私生活では離婚し、世間からは厳しい目を向けられ、嫌われているが、再婚した妻の元にいる一人息子のジョーイだけは、ニックを尊敬している。
ニックは、嫌煙派のフィニスター上院議員が、タバコのパッケージにドクロマークを付けるように働きかけていることを知り、息子ジョーイとハリウッドに飛び、ハリウッド映画に喫煙シーンを盛り込むようプロデューサーに働きかける。一方で、タバコ被害を訴える初代マルボロ・マンの俳優に、金を受け取らせる工作もする。そんなニックの密かな楽しみは、同じく嫌われ者の銃器産業、アルコール業界の広報担当との飲み会と巨乳の美人記者へザーとの逢瀬だった。
ある日、へザーの勤める「ワシントン・プローブ」紙の記事を読み、ニックは驚愕する。それは、彼がピロートークで語った裏事情が全て書かれた暴露記事だった。
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面白い映画でした。痛快です。ウィキにも在るけど、この映画はタバコがテーマになっているが、決して喫煙を推奨する作品として描かれておらず、タバコの箱は出てくるものの、主人公及び全てのキャストがタバコを吸うシーンは一切出てこない。
表立ってタバコの宣伝ができないためのプロダクト・プレイスメントは今でも盛んに行われているんでしょうなあ。「MOZU」とか、モロですなー。
この息子役が聡明で可愛らしい。
銃器産業、アルコール業界の広報担当との飲み会のシーンはオモろい(笑)