ソーシャル・スモーカー

ソーシャル・スモーカー(social smoker):独りでいるときは発煙しないが、周囲に不特定多数の人(特に発煙者)がいる環境(居酒屋やバーなど)では発煙するという性向のある人・・・と定義付けられるらしい。

「タバコなんかいつでも止められる」←では止めましょう。

「吸ってもすわなくても平気」←では吸わないでほしい。

「時々しか吸わないから大丈夫。」←大丈夫じゃない。

などと、嘯く人が居ますが、実はこの人達が却って卒煙がし難いという説がある。なるほど、周囲を見てもヘビー・スモーカーであった人ほど呆気なくスパっと卒煙している例が少なくない。

殆どのソーシャル・スモーカーが元々はヘビー・スモーカーで、近々に日常的な発煙に戻りつつある再発煙者。正真正銘の依存症でない人間は極々稀である。発煙の方法をコントロールすることはできない。万一コントロールできているとしても、心理的依存の状態でニコチンから解放されているわけではない。ソーシャル・スモーカーとは、発煙を正当化する言い訳以外の何ものでもない。(参照:喫煙の心理学)

実は、自分も完全に卒煙する前、「外でのお酒の時だけ、タバコをたしなむようにしよう・・」と心に決めて禁煙に取り組んだことがあった。飲み屋に出かけては、タバコを購入し1本か2本吸って帰る。始めは、残りのタバコは全部捨てて帰宅していた。それから、2本が3本になり、3本が4本になり、捨てて帰るのが勿体無くなり、タバコを店に預けるように。挙句、飲みに出かける回数が増えていき、半年後には完全に発煙再開!!(笑)というアホみたいな経験がある。
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・1日1本のタバコでも大きな健康被害
1日もしくは1週間に数本タバコを吸う喫煙者のことを「ソーシャルスモーカー」と呼ぶが、イギリスには約110万人のソーシャルスモーカーがいるという。

BHF(イギリス心臓病支援基金)が、ソーシャルスモーカーのタバコによる健康被害を調査したところ、非喫煙者に比べると、1日たった1本のタバコでも心臓疾患で死亡する確率が3倍に跳ね上がることが判明した。女性に関しては、1日1本のタバコでも肺癌(がん)になる可能性が高くなるというのである。

しかし、週に平均37本のタバコを吸っているソーシャルスモーカーの多くが、「自分は大丈夫」だと思い込んでおり、健康への被害を心配しているのは、約4分の1に当たる27万5000人にしか過ぎなかった。

・ソーシャルスモーカーはタバコの危険性を軽視
そして、ソーシャルスモーカーについてさらに調査を掘り下げたのが、喫煙研究の権威として知られるロンドン大学のロバート・ウェスト教授だ。

ウェスト教授が、3525人のソーシャルスモーカーを対象にアンケート調査を行ったところ、3割以上がストレス発散のために喫煙し、2割は人付き合いの場で吸っていると回答。タバコにかける金額は、年に平均800ポンド(約14万円)で、タバコに依存していると答えたのは1割程度だった。

受動喫煙でさえ心臓疾患や肺癌の危険性が懸念されているにもかかわらず、健康への害を心配している人はたった1割強で、BHFの調査を裏付ける結果となった。

by rrmat288 | 2015-06-12 06:20 | タバコ問題 | Comments(0)