我ら糖尿人、元気なのには理由がある/江部康二vs宮本輝
2015年 04月 27日
作家、宮本輝さんと糖質制限食の先駆者、江部康二医師の2009年の対談集。お二方ともかつては糖尿病の病歴が在り、糖質制限を実施し克服されているので説得力があるし面白い。
自分も1日2食で糖質制限食(麺類・ご飯・パン・芋類・点心・お好み焼・ビール・日本酒など抜き)に切替えてもうすぐ4ヶ月になろうとしています。あれだけ摂っていたビールもラーメンも、もう欲しいと思わなくなりましたが、たまに夢に見ます(笑)細かいところの厳密な制限はできませんが、このまま上記の食品を摂らずとも行けそうな感じがします。体重は5kg減でストップしていましたが、食事の前にギムネマを摂ったら少し減少が見られました。
「糖質制限している」と人に言うと、「脳に栄養が行かないよ。」とか「ボケやすくなるよ」とよく言われます。が、本文中のこの箇所でそれは不必要ということがわかります。以下抜粋です。
「人体のほとんどの細胞にとって自動車のガソリンに当たるのは、あくまでも脂肪酸=ケトン体です。(中略)筋肉がブドウ糖を使うのは、激しい運動の時や軽い運動でもある程度持続して続けた時。これは、ブドウ糖が手っ取り早く利用できるエネルギーだから。昔の人間の生活でいえば、狩りをする、戦闘をする、そんな緊急事態に使うターボエンジンのようなもの。(中略)人体の主なエネルギー源はブドウ糖であるという思い込みや、脳はブドウ糖しか利用できないという大きな間違いが信じられるようになった。脳もケトン体をいくらでも利用できます。」