2018年オーストラリア映画
<あらすじ>
19世紀のオーストラリア・タスマニア地方。盗みを働いたことから囚人となったアイルランド人のクレアは、一帯を支配するイギリス軍将校ホーキンスに囲われ、刑期を終えても釈放されることなく、拘束されていた。そのことに不満を抱いたクレアの夫エイデンにホーキンスは逆上し、仲間たちとともにクレアをレイプし、さらに彼女の目の前でエイデンと子どもを殺害してしまう。愛する者と尊厳を奪ったホーキンスへの復讐のため、クレアは先住民アボリジニのビリーに道案内を依頼し、将校らを追跡する旅に出る。
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暴力描写がけっこう在って途中退席する人が多い、という映画。
オーストラリア人の女性監督による、迫害された女性と同じく自分達の土地を奪われたアボリジニー黒人青年とのロード・ムービーのような復讐劇。一筋縄にはいかない、なかなか見応えのあるストーリーでした。アイルランドやアボリジニーの民謡や儀式が見せ場の1つにもなっているユニークな映画でした。幾重にも重なる差別、、いろいろと考えさせられます。