カテゴリ:映画・DVD鑑賞/読書( 322 )

カルテル・ランド

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2015年アメリカ映画
<あらすじ>
メキシコ中西部ミチョアカン州では麻薬カルテル“テンプル騎士団”の抗争が激化し、市民を巻き添えにした犯罪や殺し合いが続いていた。堕落した政府や警察が頼りにならず、内科医ドクター・ホセ・ミレレスは市民たちと自警団を組織する。彼の勇気ある行動に同調した人々が各地で武装蜂起し、ギャングたちを追い込んでいくが……。
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もうこれは、「ボーダーライン」なんか吹っ飛ぶくらい衝撃でした。よく撮影できたな~というのが率直な感想。命掛けでしょう。
町医者ホセ・ミレレス率いる自警団と、米退役軍人による自警団の姿を映す。暴力の連鎖、目には目を、血で血を洗う、どんな言葉を使おうが、何か虚しい。やりきれない、、、そんな思いが残ります。

以下の監督の談が何となく腑に落ちるようなしないような、そんな感じです。
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撮影開始当初、シンプルなストーリーを想定していたが、現地での撮影を重ね善悪が不鮮明になっていく世界に触れるたびに、「ある部分で、悪との戦いを求める人々の『上昇』の話であり、一方で、彼らが法を自分の手に収めたことで地獄へ向かう『下降』の話です。秩序と混沌、法への欲求という本質的な問題についての物語であると同時に、残虐性と違法性についての話でもあります」と物語は複雑化していった。




by rrmat288 | 2016-10-10 07:34 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

あまくない砂糖の話

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2015年オーストラリア映画

本作は、ガモー監督自らが実験台となり、1日にスプーン40杯分の砂糖を60日間摂取し続けるとどうなるか?を記録したドキュメンタリー映画で、本国オーストラリアでは、ドキュメンタリー映画動員のNO.1を記録した。
低脂肪ヨーグルト、穀物バー、フルーツジュースといった一般的には健康的とされているが、実は大量の砂糖を含んでいる食品群を60日間食べ続けると、人間の心と体はどうなるのかを実験し、その様子を軽妙なタッチで描いたオーストラリア産ドキュメンタリー。60日間のルールは、清涼飲料水、菓子類、チョコレートなどは食べずに、シリアルやヨーグルトなどに含まれている砂糖を1日にスプーン40杯分摂取すること。この実験を通じ、砂糖が心身にもたらす影響や、身近な食品に含まれている砂糖の危険性などの問題が明らかになっていく。被験者となるのはオーストラリアの俳優デイモン・ガモー。
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糖質セイゲニストとして大変興味深く鑑賞しました。
食品業界は、コカインよりも中毒性の高い砂糖の害をひた隠しにして、悪者はカロリー過多と脂肪、運動不足であると長年主張してきている。消費者が砂糖により健康を害すると「自己責任」と片づける。タバコ業界にしろ何にしろ、利潤追求で健康被害など何も考えていないのがよく解かります。
この監督は、60日間で2,360杯分の砂糖を摂取し、体重は8,5kgアップ、ウェストは10cmアップで内臓脂肪が急激に増えた。(撮影後は戻したようですが)当然の結果ながら、ジャンクフード無しで、一般的に健康的とされる低カロリーのものにも砂糖が大量に使用されていることを肝に銘じないといけません。

糖質が肝臓や脳にどのように影響を及ぼすのか、コミカルに大変解かり易く描写しているところが良かった。かつての「スーパーサイズ・ミー」も思い出しました。良いドキュメンタリーです。



by rrmat288 | 2016-10-07 06:59 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(2)

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2013年アメリカ&メキシコ映画
<あらすじ>
世界で危険な街の一つとされるメキシコのシウダー・フアレスの警察官リチ・ソトさんは、殺人現場の証拠品収集に余念がない。約100万人が暮らすこの街では年間3,000件を超える殺人事件が起きているが、そのほとんどが未解決のままだ。非合法の麻薬カルテルが暗躍するメキシコでは、彼らの報復を防ぐため警察官も黒い覆面をかぶって現場に出向く。

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<解説>

ロバート・キャパ賞を受賞したイスラエル出身の報道カメラマン、シャウル・シュワルツ監督が、メキシコ麻薬戦争に迫ったドキュメンタリー。石油の輸出総額が300億円に上るメキシコは、世界10大産油国の1つに数えられるが、麻薬産業でも石油と同規模の輸出額があると推測されている。政府は2006年から麻薬組織撲滅の「麻薬戦争」を遂行するも現状を変えるには至らず、6年間で12万人もの死者を出す。その一方で、麻薬密輸ギャングをアウトローのヒーローとして受け止める人々も現れ、「ナルコ・コリード」という音楽ジャンルでは、麻薬カルテルを英雄として称えている。麻薬ギャングの讃歌を歌い人気を集めるナルコ・コリード歌手や、麻薬から街を守ろうと奮闘する警察官らの姿を通し、メキシコ麻薬戦争の光と影を浮き彫りにする。(以上、映画.comrより)

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「ボーダーライン」繋がりで鑑賞してみました。荒廃しきったメキシコのシウダー・ファレスの街を描くドキュメンタリー映画。ここでの殺人は年間3,000人。川向うの国境アメリカのエルパソでのそれは年間5人。この格差に愕然とします。虫けらのように奪われる命、我が子を殺害され泣き叫ぶ母親。1年に4人もの同僚を殺害され、報復に怯える現地の警察。ギャングに憧れる若者。全てがリアルに描かれています。が、この国はいったいどうなって行くんでしょうか???




by rrmat288 | 2016-10-06 06:50 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

黒く濁る村

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2010年韓国映画
<あらすじ>
ヘグク(パク・ヘイル)は、長い間音信が途絶えていた父(ホ・ジュノ)の死を知り、生前彼が暮らしていた村を訪れる。村長(チョン・ジェヨン)の指揮により葬儀は滞りなく行われるが、村人たちは父親の死因について固く口を閉ざしていた。自分に対する彼らのよそよそしい態度や、父の死に違和感を覚えた彼はしばらく村に残ることにする。
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160分というちょい長尺のミステリー映画でした。お馴染み、韓国のつっこみ所が満載の物語でしたが(笑)飽きずに観ていられることができました。どんでん返しなど、ほとんど期待せずに鑑賞されることをお勧めします。

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「さまよう刃」で主演を張っていた村長役のチョン・ジェヨンの演技が秀逸です。



by rrmat288 | 2016-10-05 06:03 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

リリーのすべて

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2014年英米独合作

<あらすじ>
1926年デンマーク。風景画家のアイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)は、同じく画家の妻ゲルダ(アリシア・ヴィキャンデル)に女性モデルの代役を依頼される。その際に、自身の内面にある女性の存在を感じ取る。それ以来リリーという女性として生活していく比率が増していくアイナーは、心と体の不一致に悩むことに。当初はそんな夫の様子に困惑するゲルダだったが、次第に理解を深め……。
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劇場で観損ねて、DVD化を待っていた映画。1930~1931年にかけて世界初の性別適合手術を受けたリリーエルベの本が原作になっている。
自分の中の女がどんどん目覚めていき、暴走するリリーの、何もかも全てを受け入れて、愛を尽くす妻のゲルダ。ラストシーンの故郷の美しい景色と風に舞うスカーフ。印象的でした。

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ゲルダ役のアリシア・ヴィキャンデルが、とても可憐でそして表情が豊かで、泣かせてくれます。

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そしてリリー役のエディ・レッドメイン。ほんまに女っぽい。
忘れてはいけないのが、2人の部屋に居たこの可愛らしいワンコです。救われます。



by rrmat288 | 2016-10-03 07:08 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

悪魔は闇に蠢く

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2014年韓国映画
<あらすじ>
ソウル市内で10名もの人々がこつぜんと姿を消す失踪事件が起き、警察の必死の捜査にもかかわらず手掛かりはゼロ。事件発生現場の近所で暮らすヨンソ(チョン・ユミ)は、耳が不自由な妹スジョン(キム・セロン)に決して外に出ないよう念を押す。だがある晩、スジョンは帰宅の遅い姉を出迎えに行き、男が女性を引きずっているのを目撃する。
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韓国映画お得意の突っ込み所満載のサスペンススリラー映画。
まず設定が有り得ないし、犯人の動機がわからんし(サイコ野郎だから不要かな・笑)。まあそれなりにハラハラはしますが、娯楽映画として観たほうがよいです。



by rrmat288 | 2016-10-02 06:39 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

ボーダーライン

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2015年アメリカ映画
<あらすじ>
優秀なFBI捜査官のケイト(エミリー・ブラント)は、メキシコ麻薬カルテルの全滅を目的とした部隊に入り、特別捜査官(ジョシュ・ブローリン)のもとで極秘任務に就く。ケイトは早速、謎めいたコロンビア人(ベニチオ・デル・トロ)と共に国境付近の捜査を開始。人が次々と亡くなる現実を突きつけられたケイトは……。
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この映画を鑑賞する事前準備として「メキシコ麻薬戦争」とググっていろいろ画像や映像を見ましたが、気持ち悪くなって飯が喉を通りませんでした。グロ過ぎます。
それで、この映画ですが、完全に主演の女優は足手まとい(笑)<結果的には利用されていたのですが。。。>。この映画の主役は、べニチオ・デル・トロでしょう。
初っ端の爆破シーンや、高速道路渋滞中での銃撃戦など、見どころは多い。BGMの効果もありますが、最後まで緊張感が途切れません。

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「エスコバル 楽園の掟」でマフィアのボス役を演じていたべニチオ・デル・トロが非情な復讐の鬼と化しています。渋過ぎる。



by rrmat288 | 2016-09-28 07:02 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

カエル少年失踪事件

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2011年韓国映画
<あらすじ>
1991年3月26日、山のふもとの村で「カエルを捕まえにいく」と言って遊びに出た5人の小学生がこつ然と姿を消した。特ダネを狙うMBS放送のカン・ジスン(パク・ヨンウ)や犯人像の分析を行うファン教授(リュ・スンリョン)、捜査を担当するパク刑事(ソン・ドンイル)たちが事件を追う中、ある子どもの父親(ソン・ジル)に容疑が掛けられる。
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韓国未解決事件の1つ。
事件解決のために、警察・マスコミ・大学教授とそれぞれの欲と嘘が交錯していく。最後に犯人らしき人物が出てくるけれど、中途半端に終わってしまいます。未解決なのだから、しょーがない部分はあります。

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「笛を吹く男」に主演のリュ・スンリョンが大学教授役で。この方は「ポイントブランク」ではめっぽうタフな役で出演している。



by rrmat288 | 2016-09-23 17:52 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

笛を吹く男

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2015年韓国映画
<あらすじ>
終戦直後の韓国。楽士ウリョン(リュ,スンリョン)は、肺病を煩った息子ヨンナム(ク,スンヒョン)の治療のため、ソウルへ向かう途中 地図にない山奥の村に足を踏み入れた。見ず知らずの親子の出現に動揺する村の人たち。彼らは外界から閉ざされたその村で、支配者である村長(イ,ソンミン)のもと暮らしていた。その村ではネズミが大量発生し、その被害に頭を抱えていた。そこで、ネズミを駆除してくれたら 報酬としてヨンナムの病を治すための大金を与えてくれるという村長の約束を信じ、ウリョンは笛を吹いてネズミを追い払う。だがそのことがきっかけで、その村の恐ろしい秘密を知ってしまうことになるのだった……。

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「ハーメルンの笛吹き男」をモチーフにした韓国のオカルト映画。
地図にない僻地の村の陰湿さ息苦しさが、いかにも韓国映画ならではといった雰囲気を醸し出している。
そして、後から考えると、伏線の回収もできていなくて、割と突っ込み箇所が多いのも韓国映画らしい(笑)


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玉置浩二みたいな村長役の俳優と、謎の女。



by rrmat288 | 2016-09-21 06:35 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)

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2015年韓国映画

<あらすじ>
大統領選を控え、ミレ自動車のオ会長(キム・ホンパ)は与党新正党のチャン・ピル(イ・ギョンヨン)に大金を投じて政治をも牛耳ろうと画策していた。裏でその糸を引いていたのは祖国日報主幹のイ・ガンヒ(ペク・ユンシク)だ。ある日、彼の裏の仕事を請け負っていたアン・サング(イ・ビョンホン)に、極秘の裏金ファイルを回収するよう指示が下る。
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劇場で観たいと思いつつ見過ごしていた映画。イ・ビョンホン主演。他の俳優陣もみんなお馴染みの顔ばかりで安心して観ていられます(笑)
二転三転しますが、最後は痛快に、こちらも「ベテラン」と同じく勧善懲悪で終了します。権力者たちの宴が見ものです(笑)

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男前なイ・ビョンホン

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タメを張る検事役のチョ・スンウ。




by rrmat288 | 2016-09-19 06:20 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)