セント・オブ・ウーマン/夢の香り
2016年 01月 08日
1992年アメリカ映画
<あらすじ>
アメリカ・ボストンにある全寮制の名門の通っているチャーリー(クリス・オドネル)。裕福な家の子が多い中、チャーリーは苦学生であり奨学金で通っていた。
次の感謝祭で帰省する金が無いチャーリーはアルバイトの広告を見つけた。それは盲目の元軍人であるフランク中佐の世話役であった。彼は気難しく他の家族とは同居せず、敷地内の離れで暮らしている。休暇で姪一家が旅行へいくも同伴を拒否したため、その間世話をするという内容なのだ。頑固でへそ曲がりのフランク中佐の世話は容易ではなく、アルバイトとして割り切らないとできなかった。
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劇場鑑賞した記憶があるので、24年振りに鑑賞したアル・パチーノの代表作の1つ。名作と呼ばれる所以がわかります。グッとこみ上げるポイントが後半にかけて押し寄せてくる素晴らしい映画。
よく言われるこのタンゴを踊るシーンや
ニューヨークのダウンタウンをフェラーリでかっ飛ばずシーンも見所なのですが。。。
やっぱり後半の、チャーリーがフランクの自殺を踏み留めるシーン及びラストの大演説。泣けます。
ーー大演説の抜粋ーー
この学校のモットーを当ててみよう。
告げ口をして自分の身を守れ、そうでないと火あぶりだぞ。
ある者は逃げだし、ある者は踏みとどまる。
彼は踏みとどまり、ジョージは親父の懐に隠れた。なのに君らは、ジョージを褒め、チャーリーを罰するのか。
<中略>
いつも判断できた。だが、その道を行かなかった。困難な道だからだ。
チャーリーも岐路に直面した。そして彼は正しい道を選らんだ。
真の人間を形成する信念の道だ。
彼の未来は君ら委員の手中にある。 価値ある未来だ。保証する。潰さず守ってやってくれ。
愛情を持って。
いつかそれを誇れる日がくる。