タバコと体臭
2015年 08月 06日
発煙することで付く臭いはタバコの煙に含まれる臭いと体内から分泌された成分での臭いがある。
タバコの煙には4000種類以上の化学物質が含まれ、臭いに作用する成分は以下。
<気体成分>
・アルデヒド
・ニトロサミン
・アンモニア
・スカトール
・窒素酸化物
・ベンゼン
・一酸化炭素
・シアン化水素
<粒子成分>
・ニコチン
・カドニウム
・ベンゾビレン
・ニッケル
特にきついのがアンモニアとスカトール。アンモニアは尿に含まれる臭い。スカトールは哺乳類の糞便に含まれる。タバコを吸うと、これらの成分を頭から被っているのと一緒。
タバコを吸うと毛髪から悪臭がする。悪臭の原因は「アセトアルデヒド」この物質は消臭剤で消すことは出来ず、皮膚に強く吸着し強烈な悪臭を放つ。また、タバコに含まれる一酸化炭素により、加齢臭の原因になるノネナールが生成されることもわかっている。
タバコを吸うことでニコチンが肺から血液へ、そして全身をめぐる。喫煙は脳の体温調節中枢を刺激して汗が増える。ニコチンはその間も血中を回っているので、汗と一緒にタバコの匂いも外へ放出される。汗も増えれば細菌も増殖しワキガの原因にもなる。
体臭対策として、抗酸化作用のあるビタミンCの摂取がよく取り上げらるが、タバコ1本吸うことで1日に必要なビタミンCが壊されるので全く無意味。
参考サイトはこちら
タバコを吸うことで、胃腸や肝臓など内臓機能も弱るので、当然口臭や体臭も酷くなる。ニコチン中毒の人達は、“鼻が慣れる”ということ以前に、嗅覚や味覚が鈍感になっているので、自分に体臭や口臭があることも解からない。いくら誤魔化したつもりでも、同胞の中毒の人にはバレなくても、非喫煙者にはバレバレなのです。
喫煙者を減らすためには職場環境の改善は重要だと思いますのでタバコ対策に取り組む企業を少しでも増やしていきたいと考えています。ちなみに、打合せではバディあきらさんのブログを読んでいるおかげで喫煙に対するデメリットを自然と述べることができました。ありがとうございます。
なるほど、そのようなお仕事をされているのですね!職場での喫煙環境は大事ですよねー。特に非喫煙者の受動喫煙が蔑ろにされている企業がまだまだ在ると思います。分煙では受動喫煙は防げませんし、空気清浄機は粒子成分は除去できますが、ガス状成分は除去できないので、臭いのない一酸化炭素やガス化したニコチンが素通りするそうです。隔離された喫煙小屋を作るにしても莫大な費用とランニングコストが掛かりますので、完全禁煙にするのが一番安価な受動喫煙対策だと思います。仕事をする場所ですので、喫煙者に配慮する必要は全く無いと思います。