紙の月 (2014年)

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<あらすじ>
バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。

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角田光代の小説の映画化。
この作品を執筆する際、普通の恋愛では無い、歪なかたちでしか成り立つことのできない恋愛を書こうと決めていたが、実際のニュースで銀行員の女性が使い込みをしたという事件を調べると、大抵が“男性に対して貢ぐ”という形になっていることに違和感を覚えた。そして、“お金を介在してしか恋愛ができなかった”という能動的な女性を描きたいという思いが湧き上がったと話している。(byウィキぺディア)

tsutaya新作コーナーに大量陳列のDVDでした。
どんどんぶっ壊れていく宮沢りえが儚くも美しく、甲斐性無しのヒモ学生男に腹が立ち、旦那が一番可哀想!(笑)と思える映画です。銀行の内部、業務がよく描かれていて小林聡美、大島優子の役どころも良いなあ~と思いました。
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主な登場人物。石橋蓮司さんも良いです~渋い!
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ラストシーンでの小林聡美×宮沢りえの台詞のやり取り・・・

小林
「どうして月が消えるの?」

宮沢
「偽物だから・・・幸せだったんです、あの時。幸せだけど、いつか終わるなとも思ってた。悲しいんじゃなく当たり前に・・・だってそういうものだから。本物に見えて本物じゃない。始めから全部偽物・・・
偽物なんだから壊れたっていい。壊したっていい。怖くない。そう思ったら、何だか体が軽くなったみたい。で、ああ あたし自由なんだなって・・・だから、本当にしたいことをしたんです」

小林
「幸せだったから横領したの?信頼してくれた人裏切ってお金盗んで好き勝手使って、自由てそういうこ     と?たしかに偽物かもね。お金なんてただの紙だもん。でもだから、お金じゃ自由にはなれない。あなたがいけるのはここまで」




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by rrmat288 | 2015-06-19 07:08 | 映画・DVD鑑賞/読書 | Comments(0)